カルガモレポート 14

カルガモレポート <14>


[2007年雛誕生]	[2008年１回目雛誕生]	[2008年２回目雛誕生]



2009雛誕生直後から9日目まで	2009雛誕生3週間目～9週間目まで	2009雛誕生10週間目以降

<2009/06/29>#12 誕生から３週間、第一グループ全員元気です(2009/06/29撮影)

　第一グループの雛誕生から３週間が経ち、今朝も早くから全員揃って朝食コールにやって来ました。第二グループの消息は６日経ちましたが不明のままです。

母親の餌くれコール

雛の餌くれコール

<2009/06/26>#11 今朝も早から朝食待機(2009/06/25撮影)

　雛誕生から１７日目、今朝の川は昨日の激流から一転、静かな流れをとり戻し昨日来なかった第二グループの来訪を期待していた矢先、第一グループが高速艇のごとく人の回りに集結、朝食待機状態になりました。早速ご飯を与えたところ食い付きが今一。雛にとっては水を含んで流動食のようになるパンの方が好みのようです。結局ご飯はたいらげてもらえず、残飯のまま対岸の密草で小休止が始まった頃、目と鼻の先でカラスが残飯整理を開始。すぐに追い払らったので、雛には危害が及びませんでした。残飯の出るような餌のやり方は今後気を付ける必要があります。

<2009/06/24>#10 激流に耐える親子(2009/06/24撮影)

　今朝から雨模様、川の水位が上昇ししかも激流、親子は何処か安全な場所で避難していて欲しいな・・・。一時雨もやみ水位が下がった昼前、川の密林地帯で餌待ちをしている第一グループ親子を発見、この時は雛が６羽しか居なかったので流れにさらわれてしまったんだと諦めていましたが、そのうち上流から流れに乗って残りの２羽が漂着、一安心です。この密林地帯は餌が流されないグッドロケーション。お腹をすかせていたのでしょう、パンを与えると入れ食い状態でした。心配なのは第二グループのまだ小さな雛達で、この激流に耐えられるかどうか。母親でも川の横断は全力泳法、そして雛も必死で追従。こうした自然の驚異に耐え、生き残ったものだけに子孫を作ることが許されるのでしょう。

<2009/06/23>#9 カルガモ雛は水中翼船(2009/06/22撮影)

　両家の雛は共に餌をせびるようになり、まずいことになったな・・・と彼らの将来を心配しています。人間は誰もがこうして餌を与えてくれるとは限らないということもインプットしておいてもらいたい、ひょっとしたら近寄りすぎて取り返しのつかないことに・・・。心配はさておき、人間を見かけると水中翼船かモーターボートかと思うくらいの船跡を残した瞬発的な泳ぎで突進してきて、餌くれ餌は何処だとピーピー鳴きわめくようになりました。ただし両家族母親は共に雛が近づこうとすると派手なアクションと奇声（ギェー）で雛を牽制します。試しに冷凍のご飯を与えてみましたが、親と同類、見事に食い付きました。

6/8に誕生した第一グループの雛は今日で15日目

第二グループの雛は１１羽とも健在です

<2009/06/22>#8 カルガモ親子二組、雛19羽に(2009/06/22撮影)

　雛誕生から２週間、親の半分位にまで成長したので安心していたら、雛１１羽を連れた別の親子が餌場に合流。しかし、母親は同じカルガモでも警戒感あらわにお互い牽制の態勢、特に生まれたばかりの雛側の方が威圧的。また、雛の守り方も母親が身を呈して卵を抱くように羽根を軽く広げ体の下に１１羽全員を格納するということも今回初めて分かりました。

誕生から２週間目の親子